何も口にしない綾斗くんに"お願い"と念を押すと、相変わらずの無言で靴を履き始めた
そんな彼にホッと肩を撫で下ろす
今からしようとすることは綾斗くんの協力が必須だから、ここが一番の山だったりもした
それから私は、綾斗くんにとあるお願いをしてから事情を説明した
話を聞けば聞くほど綾斗くんは協力することに納得してくれて
「そろそろじゃないか?」
「うんっ!」
自然に私達の間のギクシャクした空気も薄れていった
私達は綾斗くんの家の近くにある公園へ向かって木影に隠れて早々
「あ、来たっ」
莉子さんが公園に現れた
莉子さんがベンチに腰掛けてからそんな時間もかからず
「莉子?!」
高谷さんが現れた
「え、弘貴?なんで此処に・・・?」
2人はお互いに"なんで?!"と驚いていた

