OLの私が高校生に恋をしたッ⁈






「は、離してください。私、会場に戻らないと」



「えーしょうがないなぁ。」




あれだけしつこかった彼が、今になってなぜか呆気なく引いてくれて




「へっ・・・」



離された手に拍子抜け




「どうしたの?行くんでしょ?」




「え、は、はいっ。・・・では」



結構しつこい人だったようにも感じられたのに




・・・どうしていきなり離してもらえたんだろう・・・




腑に落ちないモヤモヤした気持ちのまま、兎に角会場へと足を進めた





重たい扉を開け、静かーに会場へ入ると



シーンとした雰囲気の中、演壇にはゴージャスなおじ様がスピーチをしていて



その斜め後ろに綾斗くんが立っていた




やっぱり・・・さっきの拍手が始まりの時だったんだっ



遅かったかぁ・・・と軽くショックを受けながらも壁沿いに立ち



おじ様のスピーチを聞きながら綾斗くんを眺めた