万が一綾斗くんと別行動をしていたら綾斗くんの周りにはまた女の子の輪が出来ていたかもしれない
私なんかより、綾斗くんの方がよっぽど危ない
だから"離れちゃだめ"は、ある意味私を救った言葉でもあるかも
そんなことを考えていると黒いスーツに身を包んだ使用人のような人が私達の前に立ちはだかり・・・
「兎梁綾斗様。会長のご挨拶の際、演壇へお上がりいただきたいのですが。」
・・・と言った
そっか。綾斗くんはいわばこの場の主役と言っても過言ではないもんねっ
「行ってらっしゃいっ!」
"どうしても行かなきゃダメなのか?"と渋る綾斗くんに笑顔でそう言う
「ん〜じゃあ、美雪さんも行こ?」
「へっ?!い、行かないよっ流石にっっ」
「・・・美雪さん独りにするの嫌なんだけど。」
「大丈夫っ!ちょっとの間だけだし!!」

