沙耶ちゃんが家を飛び出してからもう数分
わたしはここで大人しく座ってるだけでいいのかな
良いワケないよね
だけど、今更追いかけても・・・
どうしたらいいのか分からずただただ気持ちだけが焦る
「沙耶ちゃんのことやっぱり追いかけた方がよかったよね・・・」
「大丈夫だよ。」
へ?
「沙耶が待ってるのは、美雪さんでも俺でもない。」
いや・・・沙耶ちゃんが待ってるのは綾斗くんだよね?
「だから、沙耶が一番会うべき人を派遣してみた」
そう言って私の携帯を見せる
「亮・・・?」
「あの人なら、沙耶を止められるから。てか、あの人じゃなきゃムリなんだよな」
「・・・?」
その時は、綾斗くんの言葉はよくわからなくて
理解するのに大変で
というか、理解なんか出来なくて
わたしはただただ、綾斗くんに言われるがまま。

