仕事中、会社のマイデスクにて思い出しにやけをする私に隣の席の莉子さんは呆れ顔
「全くもぉっ」
とは言われるものの、なんだかんだ満更でもなさそう
「綾斗くんにもう会わないって言ってた頃の美雪はまるで抜け殻。
今にも泣きそうな、この世の終わりみたいな顔して仕事してるんだもん。
しょーじきどうしようかと思ったわ」
「この世の終わりだなんて、私、大袈裟ですね」
今更ながらその頃の自分がお恥ずかしい
「諦めるのはいいことだと思ってたけど、当の美雪がそんなんであたしもなかなか悩まされたわ〜。
でも、今の美雪スッゴく幸せそう。よかった。」
「はいっ。幸せです。高谷さんと莉子さんにはとっても感謝してますっ」
おふたりのおかげで私はあの日、綾斗くんに会えた。
当初は違ったのかもしれないけど、それでも今は一緒に歩いていくことが出来るようになったから

