今、目の前であの優しい微笑みを浮かべる綾斗くん
沙耶ちゃんは引き出せるんだ
沙耶ちゃんは綾斗くんに幸せをあげることができるんだ
そんな2人が付き合っているならこの上なく素敵なことじゃない?
沙耶ちゃんが彼の裏の顔を取り除いてくれるなら
私は・・・もうっ・・・
「沙耶!俺等そろそろ帰るわ」
「え?もお?!」
沙耶ちゃんが驚くのも無理はない
だってまだ15時くらい。
解散にしては少し早い気がする
けど亮は
「じゃあな!」
「え、ちょっ、亮にぃ?!」
引き止める沙耶ちゃんに言い退けて、私の手を引いて2人から離れていく
私は動物園を出て少し歩いたところで亮に話かける
「亮・・・?」
「ごめんな、沙耶煩かったろ?折角、美雪の誕生日なのにな」

