その数ヶ月の積み上げてきた記憶が
思い出が
まるで作り上げた幻想のように感じる
夢・・・
長い夢を見ていたのかな・・・なんて思えてくる
「うん、よろしくね。・・・とばりくん」
・・・泣きそう
「よしっ!じゃあ私と亮にぃでご飯買ってくるね!」
え、なんでそうなるのっ・・・?
「2人共その間に仲良くなっててね♪」
そう言って席を立ってしまった上原兄妹
残された私と綾斗くんの間に気まずい沈黙が走る
・・・どうしよう
何か話す?
話さないと?!
でも、何を話せばっ・・・
"会わないって言ったじゃん!!"とか?
"沙耶ちゃんって彼女さんのことだったんだね"とか?
でも、初めて会った設定だから
"大成高校って私の母校なんだー!"とか?
いや、いまそんな情報いらないよねっ

