場の雰囲気的に『イヤ』とは切り出せなくて
4人で丸いテーブルに腰掛ける
私が亮と沙耶ちゃんに挟まれ綾斗くんと向き合う席順
目の前の綾斗くんは凄く普通な表情
さっき会った時ですら、驚く様子もなく淡々としていた
私は・・・例え沙耶ちゃんと一緒であっても
顔が緩みそうなほどあんなに嬉しかったのにっ・・・
驚きもしないのは沙耶ちゃんのお兄ちゃんと私が知り合いって知ってて逢いに来たから?
沙耶ちゃんの目的が私だと知ってる上で、私の目の前に現れたの?
綾斗くんが・・・
貴方が私に逢いたくないって言ったくせにっ・・・
「あ、そーいえば綾斗と美雪ちゃんもお初なんだよね?!綾斗!自己紹介しなよ!!」
え・・・
改めて綾斗くんの顔色を伺うと、一瞬として顔色を変えることなくまたしても至って普通

