その時、起きた彼女は目を擦りながら
「あやとくんっ、ぐあいどぉ?」
と第一声
そんな事より、自分のこと気にしろよ
床で寝たんだぞ?
座ってまま
布団も掛けられずに
ケドキミは
「綾斗くん、熱が酷くてね」
そう言い右手を伸ばして俺のデコに掌を添えて
「んー・・・でもよかった。熱、下がったみたいっ」
へにゃっと緩く笑う美雪さん
少しも・・・自分の話をしない
人のことばかり・・・
「・・・」
あんな夢を見たせいだろうか
あの頃の気持ちが鮮明になり俺の心を支配する
彼女の
無垢な笑顔
澄んだ瞳
優しい心
俺には眩しすぎて
すべてが
キミのすべてが
無性にイラつく

