その頃の僕にはそれがなんだったか分からなかったけど、今なら嫌でも分かる
母はあの戸の向こうでオンナになっていたんだ
父がいるのに
子供がいるのに
・・・僕が、いるのに
快楽に溺れたんだ、何度も
何度も。
その記憶が重なった気がした
サヤのセリフと
重なった気がしたんだ
そして僕は思った
オンナなんてーーー
ーーーー汚い
欲に溺れて
平気で、人を傷つけて笑う
優しい笑顔の仮面を被って
今思うとその時が、僕の心が壊れた瞬間だったのかもしれない
街を歩くとそんなオンナはゴミのようにいる
「ねぇキミいくつぅ?一緒にあそばない〜?」
・・・ほら。
こーやって、直ぐ寄ってくる
女なんて・・・
みんな
「おねぇさん、・・・俺の相手してよ」
みんな、信じられない。

