なんにも問題なくこのまま制作が進められますようにと願うばかり
気が休まらない日々
「あーっつい。早く莉子さんに合流しなきゃ」
焦る気持ちをグッと堪えつつも早歩きで会社へ向かう
その途中
決して広くはない
3つ4つほどの遊具しかない小さな公園のブランコに人かげ
背を向けられていて顔は見えないのに大成高校の制服だと分かっただけで
ードクンッ
と、私の心が強く波を打った
もしかして・・・
そんな時
ピリリリと電話が鳴って慌てて出る
「も、もしもし莉子さんっ?」
ーー「もしもし美雪?!どうしよう、モデルの子が来ないのっ・・・」
「えっ・・・"モデルの子が来ない"?!」
ーー「そう、あの子。電話しても出ないし、バックれかも・・・」
「"バックれ"?!・・・え、だってそんな・・・今から代役なんて・・・」

