「うわぁ、もう17時じゃん。
最後になんか乗ってどっかで夕飯食べて帰ろっかー?うちら明日も仕事だし」




「あ、はい。そうですね」




もうすぐ今日が終わるんだ




1日、あっという間だった




あの夜、なにもなかったって分かってホッとした




高校生なんて軽くて、直ぐ手を出せちゃうんだ



なんて偏見を持ってたから私も勘違いしちゃったのかもしれない



皆がみんな、そうじゃなくって



綾斗くんはダメなことはダメって分かってくれてる人だった




17才にしては大人びてる。




冷めてるって思ってたけど



今日、暖かく笑う綾斗くんを沢山見れた




ふわりと優しく笑う綾斗くんを見れた