今日は、学校祭。
今年は頑張ったつもり。
私のクラスはお化け屋敷なんだけど、正直面白くないでしょ。
だから進んで準備する気がわかなかった。
廊下の向こうから楓華がやってきた。
「楓華っ!」
「桜華ったら〜、あいつと回らなくていいの?」
「シーッ!」
そう、実は…。
お泊まりした次の週くらいに感じた。
私、光輝のことやっぱり好きだ。
光輝はもうそんな気持ちないと思う。
好きな人がコロコロ変わってるかもしれない。
でも、私は光輝が好き。
稚菜にも報告した。
知っている人は稚菜と楓華だけ。
稚菜はすっごく喜んでくれた。
友達が失恋から抜け出せれたらかな。
それなら私も嬉しい、だからなのかな。
「いつ告るの?」
「はぁ!?
告らないし!」
いきなり問いかけてきた。
楓華は光輝が私に告白したことを知らない。
だからもしかしたら望みはあると思っているんだと思う。
だけど、一度振られた相手に告白されたら。
しかもその人には未練がある人がいる。
私なら辛くて諦めたくなる。
光輝は…
光輝はどうなのかな。