じゃあ観覧車の出来事は?

全部、演技?

俺が怒ったのも?

「あ、喧嘩から前のことはマジやけどな。
とゆうか皆、演技うますぎやわ!」

「って、てめーらよー!」

もう、まじでびびったよ。

良かった…。

ホットした。

「光輝なら怒らないって信じてたから。
やっぱり面白かった〜」

「なんだよ、本気でやばいと思ったのによ!」

桜華の肩を叩いてやった。

良かった、笑顔に戻った。

やっぱお前は笑顔が似合ってるよ。

「じゃーまた皆でトランプしようよ!」

「「またかよ!」」

また元に戻れてよかった。

これからも皆、仲良くしてくれよな。

「その前にごめん、吉岡トイレの場所教えて。
こい!」

「は、なん……」

「んじゃの!」

桜庭に口をふさがれ、トイレまで連れていかれた。


「で、なんだよ?」

どうせ喧嘩のことだろうけど。

「観覧車のやつなんだけどよ」

「あぁ」

桜庭が不気味な笑みを浮かべる。

まだ言ってないことあったのかよ。

「やっぱお前ら付き合ってんの?
付き合ってない風の演技?」

「いーや、あれはほっぺにしただけや」

「答えになってないし」