私がそう微笑ましく思っていると。
  


「おはよう、大橋さん」



またもや後ろから声が聞こえて振り向くと、そこには…………



「戸山くん………」



その瞬間、ばっと顔が熱くなる。



え、なんで私こんなに照れてるんだろ。



なぜかわからないけど、どんどん顔は熱くなるばかり。



すると、戸山くんが来たことに気づいた佳奈とメグがわざとらしく声を上げた。



「………あ〜、ちょっと用事思い出しちゃった〜」



「うちも先生に呼ばれてたんだった〜。またあとでね、さくら」