もう俺は、さくらのことを本当に諦める。 もう二度と、あの後夜祭のときのような顔をさくらにさせないために。 あの優しい笑顔をさくらが当たり前にできるようにするために。 むかつくけど、戸山の言ったことは正論だった。 思い返すと、俺はさくらを傷つけてばかりだった。 だから、もう俺は………… バンッ!! そのとき、鈍い音が響いて、俺の足もとにボールペンが転がってきた。 視線をうつすと、教室の入り口付近に落ちている学級日誌。 そして…………