そんな二人に、もうこれ以上嘘をつきたくなかった。 それに………… もう私はわかってる。 吉澤先生への想いが全く消えていないことを。 朝の私の行動なんて、全く意味がなかったことを。 意を決した私は、じっと見つめる二人を見つめ返して言った。 「うん、好きだよ」 こんなにはっきり言われて、二人はちょっと驚いたみたいだった。 でも、一度言っちゃったものはしょうがない。 二人には、ちゃんと自分の気持ちを伝えるんだ。