チュンチュン


朝から小鳥の鳴き声が聞こえる


『あー。私…逃げてきたんだ…』

ガチャ


?「おはよう、起きたかい?」

優しい声が聞こえてきた


『お、ばあちゃん…』

私のおばあちゃん。
雨瀬 香苗(アマセ カナエ)

おばあちゃんと言うのは違うようなくらい若い、現役で働いている。

香苗「ご飯出来てるよ。
今日は入学式なんだろう?
頑張っていってきな」

ポンポン
優しく頭を撫でて、おばあちゃんは部屋を出た



あれ…
撫でられるって…こんなにも優しいものだっけ…


私は静かに涙を流した。