駅のホームで電車を降り、階段を一段一段ヒールを鳴らしながら歩く。

光が眩しい駅前の広場のベンチに美穂はいた。


「かーりんっ!!!」

「きゃあー久しぶりぃ」
あたしたちは久しぶりの再会を抱き合って喜んだ。

あたしが結婚してからはめったに会えなかったから、久しぶりに会う親友に胸が高鳴った。


「んで、どおしたわけ???」

美穂が先に我に帰り本題に戻った。

「あ...うん。えっとさ…どっか入らない??」

「いーね!!あっ、あそこのカフェ!!カプチーノが絶品なの。」


あたし達は美穂のすすめたカフェに入った。