【短】もうチョコはいらない。




「実は俺、ずっと花島のこと.....」
ーーガラッ!!


クラスメイトが言葉を紡ぐ途中、勢いよく教室の扉が開いた。

その音に、私と彼は反射的に扉の方へと視線を移す。

「!」
扉を開けた人の姿に、私は目を丸くした。

鼓動が速まっていく。
なんでここに.....?

私は無意識のうちに唇を噛み締めた。


「かこ!」

私の名前を呼ぶ理央の声が、私の心をぐらりと揺らした。