【短】もうチョコはいらない。



『お前からのだからだよっ』
瞬間、今朝理央に言われた言葉が、脳裏に過ぎった。

そうか、そうだったね。私からのチョコだけは、いらないんだったね。

なに私、嫉妬なんてしちゃってるんだろう。
あの女の子達が、羨ましいなんて。


理央。
どうして私からのは受け取ってくれないの?

.....私、なにかした?


「かこ.....大丈夫?」
一部始終を見ていた美波は、心配そうに私に声をかける。

私は俯いていた顔を上げて、ニコッと笑った。