【短】もうチョコはいらない。



「サンキュ」
.........え?

私の視界に入ったのは、理央が笑顔を向けながら3人からのチョコを拒むことなくお礼を言った光景だった。

な、んで?

頭の中が真っ白になった。
どうして?理央。私のは受け取らなかったのに。

受け取ってくれなかったのに。


.....バチッ、とふと視線を上げた理央と目が合った。


「! かこ.....」
「っ、」

小さく私の名前を呟いた理央の表情はなぜか複雑そうなもので、余計にわけがわからなくて、胸が苦しくなった。