[桃色]

駅のホームで微笑むあなた

友達に言う「おはよう」の声

胸の奥で何かがはじける音

ドキドキを覚えたあの冬の日

あなたは何を思っていたの?

あなたは何を見ていたの?

知りたくて、聞きたくて

隣にいたくて、触れたくて

手を伸ばしそうになったあの朝

ふと冷たい風に手を止められた

あなたの白い吐息が切なくて

気持ちを吹き消されそうになった

ただあなたの声が聞きたくて

ただ会いたくて愛しく思えた

あの日の気持ちが今も募っていく