だから、俺にしろよ。~運命の人と恋する方法~

――――ドンッ!




「……………っ、痛っ…………く、ない……?」




…………あれっ?私、階段から落ちたのに……。




もしかして、もう死んじゃったとか!?




「…………ふぅ、ギリギリセーフ!」




下からふんわりした声がした。見ると、知らない男の子がにっこりと笑っている。




「……………え」




「大丈夫だった?ごめんね、あとちょっと早かったら…」




「えええぇ!?ご、ごめんなさい!すぐにどきますからっ!」




痛くないと思ったら………私、この人を下敷きにしてたんだ!




うわぁ、私ってば最低だ………!