だから、俺にしろよ。~運命の人と恋する方法~

「ってことで、協力してやるけど。それでいい?」


野上くんが小さく首を傾けて言った。


答えはもちろん―――――


「はいっ、これからよろしくお願いします……!」


思わず泣きそうになって、あわてて顔を隠した。


良かった………。
私、このまま卒業しちゃうんじゃないかって、すごく心配だったんだ!


これで明日から、俊介くんとの距離を縮められる。


少しでも、話ができるといいな……!