だから、俺にしろよ。~運命の人と恋する方法~

立ちあがるとすぐ、私は彼に頭を下げた。




「ごめんなさい、ほんとにすいません!」




「そんなに謝らないでよー………」




「あっ、すいませんっ……………あ………」




「あはははっ、もういいって!」




また男の子はふわりと笑う。




周りがキラキラして見えた。




この男の子、すっごくかっこいい………!




黒い髪は光に反射してツヤツヤしてるし、肌は白くて顔も綺麗だし………。




って、私、何を言ってるんだ!




私の言葉では表現できないほど、男の子はかっこよかった。





こんな人に助けてもらえるなんて、嬉しいけど申し訳ない…………!





「ねぇねぇ、君の……………」




――――――キーンコーンカーンコーン………。





「!!」