きっと、マスコミが押し寄せてきて、混乱を避けるために、中止になったんだよね?
どうしよう……。あたしのせいだ……。
ガタッ!!
その時、急に直也君が立ち上がると、口を開いた。
「先生、三浦先輩抜きで、写真館できませんか?」
「あ、ああー。できないこともないが……」
「今からじゃ、みんなが大変だし、三浦先輩の穴埋めに、何かプラスして盛り上げれば、きっと、人も集まると思います」
直也君の言葉に、みんな静かに耳を傾けた。
「よし、わかった。校長先生には、このままと言うことで、話をしておくー。あとは、南に任せよう。みんなも、それでいいかー?」
直也君の話を聞いて、先生は納得したみたいだ。
「賛成ー!!」
みんなも、ワーと歓声を上げた。
でも、そんな中で、未来だけがしょんぼりしていた。
休み時間。あたしは、直也君にお礼を言った。
「な、直也君ー。さっきは、ありがとうー。あたしのせいで、催し物が中止になりかけたのにー、再開させてくれて」
「……別に、琴音をかばったわけじゃないから」
あたしから、顔を背けたまま、直也君は席を立った。
「坂口、ちょっといいかー?」
