だから、みんな様子が、おかしかったんだ……。
「りくの前では、琴音の様子が変だったから、おかしいなとは思ってはいたんだけど、まさか、こんなことになっていたなんてね……」
未来は驚いた顔で、あたしを見た。
「未来……」
「クラスの子でも、この写真、琴音じゃないかって疑ってる子が、半分くらいはいるみたいだしー。南君だって、きっと気がついてるよ、どうするの……?」
未来は、雑誌を指差しながら言った。
「……」
「あたし、別に琴音を責めてるわけじゃないの……」
「わかってる……」
今は、直也君に何て言ったらいいのかわからないー。
「琴音ー。ちょっと、いいか?」
いつの間にか、直也君が横に立っていた。
「う、うん……」
あたしは、直也君の後について行った。
誰もいない屋上へ行くと、直也君が立ち止まる。
「雑誌に載ってた写真ー。琴音だよな……?」
「え……」
やっぱり、直也君、見たんだ……。
「それに、りくがフィアンセだったなんて、嘘だよな……?」
りく君は、信じられない顔で、あたしを見た。
「な、直也君ー。あの記事は、本当のことなの……」
