直也君は、溜め息混じりで言った。
「……」
「だから、俺と本当に付き合っているなら、りくに逢わないで」
直也君は、もう一度、あたしに言った。
直也君が、ずっと、そんな想いでいたなんて……。
「……わかった」
少し、考えた後、あたしは頷いた。
「良かったー。本当は、断られるんじゃないかと、思ってドキドキしてたんだー」
直也君は、ホッと胸をなで下ろした。
これで、良かったんだよね……。
あたしは、小さな溜め息をついた。
委員会の集まりでは、明日のホームルームの時間に、各クラスでやる催し物を、クラスで話し合いすることに決まった。
翌日のホームルーム。
早速、文化祭の催し物の話し合いをした。
「何か、やりたい物のがあったら、どんどん提案を出してください!」
直也君が、クラスのみんなに呼びかけた。
最初は、みんなざわめいていたけど、「お化け屋敷がいい!」「メイド喫茶がいい!」
など、いろいろと意見が出た。
「それじゃ、普通じゃね?どうせなら、他のクラスがやらないようなことしようぜ」
クラスの男子が意見すると、女子も意見を出し始めた。
