先生は、黒板に、あたしと直也君の名前を書いた。
「他の子と実行委員をやりたくなかったから、琴音まで巻き込んで、ごめん!」
放課後ー。
直也君と委員会に行く途中、直也君があたしに頭を下げた。
「仕方がないよー。直也君の頼みだもん」
あたしは、苦笑いする。
「じゃあ……。もう一つ、頼み聞いてくれるかな?」
「やだなあー。改まって何?」
急に、直也君に真剣な瞳で、言われてドキッとする。
「もう、あいつと……りくと、逢わないで」
「……!!ほ、保健室でのこと、気にしてるんだったら……、偶然、りく君が保健室に来ただけでー」
何だか、これじゃ、言い訳しているみたいだー。
「それは、わかってるー。ごめん……あいつのこと、好きでもいいから、俺のことも好きになってなんて、調子がいいこと言ったけど、そろそろ俺のことも見てくれないかな?」
直也君は、淋しそうに肩を落とした。
「……」
直也君のこと、こんなに傷つけていたなんて……。
本当に、このまま付き合っていていいのかな……?
「琴音が、あいつのこと見るたび、まだ、お試し期間で付き合ってるみたいで虚しくなるんだー」
