「じゃあ、次は女子。立候補する人ー?」
先生は、女子に呼びかける。
「はーい!直也君がやるなら、あたしやってもいいでーす」
男子の時と違って、次々と手あげた。
これって、やっぱり直也君の影響が、大きいよね……?
「随分、いるなー。南!誰か指名してくれないか?」
先生が、直也君に言った。
「じゃあ、琴……坂口さんを指名します」
直也君が、先生に向かって言ったので、あたしは、直也君の方を振り向いた。
「坂口は、立候補していないぞ?」
先生は、苦笑いをすると、あたしの方へ目を向けた。
「坂口はどうだー?南は、こう言っているがー」
「琴音ー。引き受けたら?南君、他の子にとられちゃうよ」
前の席の未来が、ひそひそと耳打ちした。
「……わかりました。やります」
あたしは、みんなの視線を感じながら、引き受けた。
「やってくれるか!みんなも、それでいいかー?」
先生は、立候補した女子達に聞く。
「直也君が、坂口さんを指名したんだしー。意義ないです」
みんな、賛成した。
「そうか。じゃあ、決まりだな!南と坂口は、早速だけど、放課後、集まりがあるからな」
