周りの子達が一斉に、問い詰めた。
あたしは、耳を傾ける。
「あー、あんなのデマだからー。あいつとは、仕事仲間だからー」
りく君は、苦笑いしした。
「だって、キスしてたじゃない!!」
「あれは、向こうが、勝手にしたことだしね」
「じゃあ、りくの意志でしたわけじゃないんだー?」
みんな、ホッとしているみたいだ。
「俺は、本当に好きな子としか、しないよ」
りく君のそう言った顔は、真剣そのものだった。
本当に、好きな子しかしない……。
口封じなら、いいわけ!?
何だか、りく君のことがわからなくなってきたー。
「大丈夫か?顔色悪いけどー」
直也君は、心配そうに、あたしを見た。
「だ、大丈夫ー。それより、早く教室に行こう」
あたしは、直也君を促した。
でも、そう言ったものの、何だか気分が悪くなってきた。
寝不足と昨夜も今朝も、食欲がなくて、食べられなかったせいかな……?
そんなことを考えていたら、直也君があたしの肩を抱いて、教室とは別の方向へ歩き出した。
「やっぱり、保健室に行こう」
「な、直也君……。本当に大丈夫だから」
りく君が原因で、
