その逆に、片思いの人は花火が上がる時、その人に想いを伝えて、OKしてもらえれば幸せになれるジンクスもあるから、勇気を出して想いを伝える日でもある。
あたしも、今日、りく君に想いを伝えよう……。
その前に、屋上に来るように、未来に言われていたんだったー!
あたしは、急いで屋上へ向かった。
屋上に通じる階段には、まだ、立ち入り禁止の紙が貼られていた。
周りに、誰もいないか確かめると、あたしは、階段を駆け上った。
屋上のドアを開けると、息を切らせながら屋上のに入って行くと、未来が待ちくたびれた顔で立っていた。
「はあはあ……。未来、遅くなってごめん!」
あたしは、両手を合わせて謝った。
「遅い!あーあ、こんなに髪が乱れちゃってる」
そう言って、未来があたしの髪をいじり始めた。
「ちょ、ちょっと、未来ー。髪はいいから、こんな格好で来てなんて、何かあるわけ?」
あたしは、焦れったそうに未来に言った。
「ごめんごめん」
未来は謝りながら、あたしの肩に手をやると、クルッと後ろを振り向かせた。
「……!!」
あたしは、振り向くと同時に、呆然としてしまった。
