フィンセはナンバー1


 後で何とかするって……。

 どうするつもりー?


「それより、琴音ー。記事の事もあるし……。このままだとまずくない?」

 制服に着替えた姿を見ながら、すかさず、あたしを家庭室へ連れて行くと、髪をセット始めた。

「ほら!これなら、ばれないかも」

 未来に、手鏡を貸してもらって、覗いてみた。

 さっきの白雪姫と違って、今度は毛先に緩くカールしてあって、ふんわり感になっていた。

「はい、あとはダテ眼鏡をかければ、琴音だって、パッとわからないかもよ」
「……」


 確かに、さっきいたカメラマンに会ったとしても、すぐには気づかれないかも知れない。

「ありがとう、未来ー」

 あたしは、未来に頭を下げた。

「準備できたし、行こうー!」
「うん!」

 あたしは、大きく頷いた。


 それから、あたしと未来は、あちこち回った。

 回って見ると、ユニークな催し物などがあって結構、楽しめる。

 りく君のクラスの男女あべこべメイド喫茶や、お化け屋敷をやるクラスでは、クラスの子もお客さんもお化けの格好をして、どっちが怖いか、競い合ったりとどれも、楽しそうなのばかり。


「琴音、そろそろ時間じゃない?」