フィンセはナンバー1


 しばらく経てば、カメラマンもいなくなるかな……?


 あたしは、しばらく屋上で暇つぶしすると、また、教室へ行ってみた。


 さっきみたいに、凄い行列とまでではないけどまだ、ちらほらと並んでいた。

 カメラマンの姿も、見えないしもう大丈夫みたい。


 あたしは、教室を覗いてみると、執事姿のりく君が女の子達と、記念撮影しているところだった。


 少し、遠くから眺めてるだけだけど、凄く決まってる。


 でも、女の子達と仲良く腕を組んだりして、楽しそうにしているのが、何か面白くない。


 何よ!あんなにデレデレしちゃってー!


 あたしは、ムスッととした顔をさせた。

「琴音!いたー」

 未来が、ホッとしながらあたしの所に来た。

「一緒に回ろうと思って、捜してたんだよー」

「だって、未来忙しそうだったから……」

「じゃあ、今から一緒に回らない?」

「え?う、うん……」

 あたしは、りく君を気にしながら、返事をする。

「りくのこと気になる?」

「……」

 本当は、執事姿のりく君と記念写真撮りたい。

「後で、あたしが何とかするから行こう!」

 未来は元気よく、あたしを連れ出した。