フィンセはナンバー1


「琴音!昨日、穂乃花と逢ってたって、本当!?」

 翌日、学校に行くと、未来がいきなり聞いてきた。

「う、うんー」

 情報早いなー。

 昨日、みんなに見られていたし、当たり前かー。


「で、やっぱり、りくのことで来たの?」

 未来が、興味本位で聞いてきた。

「うん……」

 あたしは、昨日のことを未来に話した。

「何、それ!?それって、自分勝手もいいとこじゃない。穂乃花の言うことなんて、きくことないよ」

 未来は、憮然とした顔で言った。

「うん、そのつもりー。逢わないでって言われても、同じ学校なのに無理があるよね……」

 あたしは、苦笑いする。

「あーあ。穂乃花のファンだったのに、幻滅だわー」

 未来は、大きな溜め息をつくと、授業の準備を始めた。


 確かに、幻滅するかも知れないけど、りく君のこと好きな気持ちもわかる。



 その日の昼休ー。


「ビックニュース!!文化祭、りくも参加できるようになったぞ!」

 クラスの男子が、慌てて教室に入って来た。

「それ、確かなのか?」

 教室にいた男子達が、確認するように聞いた。

「先生が職員室で、話してるの聞いたから確かだぜ」