すると強く大きく咳き込んだ美眞… 「美眞…?」 『大丈夫…ごめん、すぐ治まるから…』 いつもと違い、弱々しい美眞に心が締め付けられた。 美湖ちゃんじゃないのに… この時、美湖ちゃんならどうするかな? お粥とか作ってあげるのかな… 『涙…止まった?』 は? なんで自分の事より、アタシの事を心配するの? 「うん。」 『お前も泣いたりするんだな』 「な!!」 ったく。 こっちが心配したらからかってくる。 早く元気になってよ。 心配なんてしたくない。