夕空は黙って、ゆっくりカッターシャツのボタンを閉めてくれた。


そっと、夕空の頬に手を伸ばす…



「ありがと…。」


『ちょっと、早すぎた。』


「ははっ、ゆっくり…でいこうよ」


『だな』



互いに、小さく笑う。


恋人同士って、こんなにも距離が近くなるのか。




「夕空」


『ん?』



夕空の唇に優しくキスをすると、夕空は頬を赤く染めた。


きっと、不意打ちに弱いタイプだ。