思わず顔が綻んでしまう。 さすがにこの顔を佐野くんに見られたら敵わないので、顔を伏せた。 髪の毛で顔を覆い尽くし、見えないようにした。 「……泣いてくれるのかい?」 あはっ、違う違う! 笑いそうなだけだよー! 「……すまない。せっかく友達になれたのに。」 なってへんわ! つーか、早く告白してこい! 「……あのさ。こんなこと言ったら引かれるかもしれないけどさ……。」 キタ━━ヽ(´ω`)ノ゙━━!!