私、マリアはあるドラゴンを捜している。



森の中の綺麗な泉に住んでいる彼は、その森を司る王のような存在であり、賢者のような存在でもあった。



美しい群青色の鱗を身にまとい、澄んだ目でその森の全てをも見透す。



そして、控えめに開かれた口は生きとし生けるもの全ての言葉を操る事が出来た。