桜が舞う季節。

「パパ~!桜だよ~!」

そうなんです。
俺は愛する人を見つけ子供ができた。
名前は『琉』女の子。そう、琉歌の『琉』
俺の妻にいいよ!と言われたのでその名前にした。

もちろんあの人のことは忘れない。

「だな~!」

琉「何処行くの?ママ~!」

ママ「パパの大切な人のところよ。」

「さぁ~!つくぞ!」

琉「公園だぁ~!」

俺はもう一度土を掘って妻にも見せた。

手紙をじっくり読んでいたら

ママ「まだ、入ってるよ?あら!袋もある!」

そう言って渡してくれた。

こんなのあったのか?!

読んでみよう。

『朔夜と彼女さんへ
今、どうしてますか?子供がいますか?
彼女さんがいますか?彼女さんにこれをプレゼントします。どうぞ受け取ってください。子供達を笑顔にしてくださいね!』

琉歌らのプレゼントはネックレスだった。

ありがとう。琉歌
俺は元気だよ。子供もいるよ。
笑顔で暮らしてるよ。
俺は今でも貴方のことを忘れません。
俺は貴女に恋をしていたから。
いや、俺は……

















『貴方に恋をしました。』