「真司郎くん。 今までありがとうね。」 そう言って来たのは、玲奈のお母さんだった。 真「あの…玲奈は?」 玲母「玲奈は、昨日、道路で男の子を助けようとして、 死んだの。」 真「へ?」 俺は、パニックで頭を整理することが出来なくなっていた。 真「だって、さっき、玲奈が…」 そう言って、やっと、玲奈や母さんの涙の意味に気が付いた。 俺も涙が止まらんかった。