「………分かったよ。旭、今どこにいるの?」 『学校!』 「早。…すぐ行く。じゃ、切るね。」 『おう、待ってる。』 私は電話を切った。 旭、なんで私を呼ぼうと思ったのかな? テニスするんだったら部活の男の子たちでもいいのに。 少しの疑問を抱きつつ、私はジャージに着替えて家を出た。