「出来たっ!見て見て〜旭。可愛いでしょ!」 私は旭に自分がアイシングしたクッキーを見せた。 「いや、俺の方が!」 旭もなかなか上手に出来ている。 すると、キッチンで用意をしていたおばさんが覗き込んで私のクッキーを指差した。 「葉月ちゃんの勝ち!」 「本当ですか!?やったね。」 「なんだよー。」 「勝負あったね。旭。」 私は旭に向かってドヤ顔した。 「なんだよ、ふん。」