「本当に何にも?なーーーーんにも覚えてないの?!」 旭はコクンと頷く。 「感触とか!!」 「は?なんの感触だよ。」 ハッ!私ったら余計なことを口走ってしまった。 「な、何でもない…」 「お前………」 旭の顔がドンドン近くなる。 え?なにこれ。またするの? 「顔赤いけど。」 目をパッと開けると、旭の顔はとっくに離れていた。 いやぁあああ!もう、私のバカバカバカ!