すると、旭の声が聞こえてきた。 (旭だ……っ!) 私は突入準備を整える。 でも次の瞬間、目に飛び込んできたのは旭を取り囲む女の子たち。 ……そうだ。忘れてた。 あいつを取り巻く女の子たちがいることを。 私は肩を落とした。 なんか虚しい………。 女の子の一人が旭の隣に並んで何かをしゃべりかける。 すると旭は笑って受け答えをする。