まばゆい光で、目が覚めた。
ゆっくりまぶたを開くと、カーテンの隙間から入る朝陽に照らされるテーブル。その上でうつ伏せになっていた私は、昨夜ベッドで寝てないことにようやく気づいた。
「やっちゃった……」
まだ1月の末だから、夜の冷え込みはすごい。床に敷いたホットカーペットもエアコンも暖房がつきっぱなし。こりゃお母さんに怒られるな……とため息を着いた。
時計を見れば、午前7時。今日は幸い仕事がお休みだから、ゆっくりとできる。
ほう、とため息を着きながらテーブルの上のスケッチブックに目を落とす。
上手いとは言えないけど……小学生の時から描き溜めてきたスケッチやイラスト。もう何冊目になるかわからないほど、下手の横好きで、いろんなキャラが描かれてる。
“ゆみちゃん”が認めてくれた、あのクマのぬいぐるみ。誰が見てもそのキャラクターだと気づく訳はなかったけど、ゆみちゃんとたかあきくんだけはかわいいって言ってくれた。
“世界に愛されるキャラクターを作りたい”
小学生でそんな大きな夢を抱いてたゆみちゃん。彼女に見せたくて、一生懸命に描きためてきたけど。結局そんなチャンスは一度もなかった。



