「ライアン曰く“タカアキはユミを忘れないヨ”って言ってた……だから、あたしは氷上さんはあんまりおすすめしない……ってか。今すぐ関わるのを止めなって言いたいよ」
「…………」
真湖の目は真剣で、本気でそう思ってるのが判る。私の為に言ってくれてるのも、怒ってくれてるのも、友達だから。
だけど、と真湖はため息をつく。
「友達としては力づくでも止めさせたい。あんたはいい子だから、もっと本気で愛して大切にしてくれる人と付き合うべき……そう言いたい。だけど、解ってる。あんたの気持ちは。
どれだけ辛くたって……そばにいようって思ってんでしょう?」
「……うん」
やっぱり、真湖は誰よりも私を解ってくれていて。気が進まないのに応援してくれる。
彼女の思いが嬉しくて、ポロリと涙が流れた。
「……あんた、弱々しく見えるけど、一度思い込んだらテコでも動かない強さがあるもんね。ミラージュに就職した時だって……あんたが決めたなら、それはきっと正しい。あんたは後悔しないためにそれを選んだんだから。あたしだけは応援するから……だから、とことん頑張んな!」
真湖も、涙ながらにそう励ましてくれて。私は号泣しながらありがとうを繰り返すので精一杯。二人で涙まみれになりながら、泣き笑いで夕食を終えた。



