ー奏響sideー 「とうとう明日ですね、お嬢様。」 こう話かけてくるのはメイドの愛利だ。 「ええ。とても楽しみだわ。」 奏響は神宮寺財閥の跡取り娘であり、四ツ葉女学園の理事長の娘でもある。 「そろそろ琴の時間だわ。愛利、準備をしてくれるかしら?」 「もちろんでございます、お嬢様。」 こうして、奏響はだだっ広い和室に足を踏み入れるのだった。