ー優也sideー
「優也ぁーー!」
「な、なんやねんお兄!」
突然走ってきた隼斗に驚いている優也。
「明日はついに入学式やな!」
「アホ。それくらい知っとるわ。それがどうかしたんか?」
そう聞く優也に隼斗は呆れながら言う。
「あのなぁ、俺が四ツ葉女学園の特別教師なん、知っとったか?」
「はぁぁぁ!?ま、まさか学園でもシスコンと一緒におらなアカンってこと・・・?」
「当たり前や!」
優也はあからさまに落ち込んだ。
「嫌や!そんなんアカンって!友達出来ひんがなぁ・・・
かっこいい先輩(女子)おるかな〜とかいろいろ想像しとったのにぃぃぃぃ!!!」
優也はその場に泣き崩れた。